«小説イエスの復活（前編）»

リビングに置いてあったのでなんとなく読んでみた。

前半はイエスの独白。
これでもかというほどに人間的。
理不尽な世界に対する疑問が変化して（昇華されて）いく過程を
何度も読み返してしまいました。

わかる、わかるんだけれど、それだけじゃなくて
同じ道のりを辿って同じ気持ちになれるまで、自分自身の経験として感じたい、
そうすることで何か見えそうな気がする不思議。

あまりにも人間的すぎる苦悩については、
自分の自信のない人間の一人ととして、つい自分自身を重ねて読んでしまったり。
人がどう語っても、自分の中に感じられなければ悲しいもの。



今はこの余韻に浸りたいので、後半のピラトの告白はまた後ほど。